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アナログとデジタルと私

アパレルのより良いものづくり環境を目指して

· DeepValley

こんにちは!12月よりDeepValleyへジョインした国久(くにひさ)と申します。

これから増田とともにBLOGを更新してまいります。

今回は自己紹介がてら、自身の想いをお伝えできればと思います。

私はこれまでアパレル業界で長く働いてまいりました。

企画的な仕事から外資ラグジュアリーブランドのMDアシまでいろいろ経験しましたが、

中でもアパレル商社で生産管理としての経験が一番長く、

国内縫製工場さんとのものづくり経験が多くあります。

また、直近では社会人大学生として二足のわらじを履き、経営とITを学びながら

経営企画として内部統制と業務効率化のためのシステムを構築したり、

アパレル×AIのベンチャーでコンサルタントとして働いた経験もあります。

アパレルのアナログなものづくりとITのデジタルなものづくりを両方経験しているので、

その辺りでは珍しい経歴と言われることが多いです。

好きな言葉は「温故知新」です。

アパレル業界をITによってより良く変えたいという想い

そんな私も、はじめはアパレルとは異なる大手マスコミ系の企業で

WEB媒体の制作進行管理や営業の業務設計に従事しておりました。

小さな頃からの夢だった「ファッションに携わりたい」という想いを捨てきれず

その後アパレル業界へ転職したのですが、(小さな製造卸の会社)

転職して初めて知ったアパレル業界の煩雑で複雑でアナログな体質。。。

それはそれはカルチャーショックの連続でした。

例えば・・・

 ✔︎メールでのやりとりがFAX・TELへ

  ・FAXの使い方が分からない

  ・「FAXしました」という謎の連絡

  ・言った言わないのトラブル多発 etc...

 

 ✔︎PC入力から手書き作業へ

 ✔︎計算がExcelから電卓+手書きへ

  ・手書き作業激増による慢性的な腱鞘炎

  ・計算間違いによる誤発注 etc...

 

 ✔︎QCDR管理 (品質・コスト・納期・リスク)の曖昧化

  ・納期厳守ではない

  ・発注数=納品数ではない(多少の増減は許容される)

  ・どんぶり勘定なコスト計算 etc...

 

 ✔︎人に紐付くビジネス(属人的)

  ・人が変わると取引先も変わる

  ・知識やノウハウを社内で共有しない(基本的に個人商店) etc...

などなど・・・

(もちろんあくまで私の実体験なので、こちらが全てではありません)

「もっとこうしたらトラブルがなくなるのに」

「もっとこうしたら効率的なのに」と、日々募る想い。

試行錯誤を行い出来る事から業務改善も行なって参りました。

上司に聞き入れてもらえず怒られ、何度か業界を離れようとも思いました。

もちろん、これら“アパレルの常識”がすべて悪い訳でありません。

・もっと時間をかけるべきところへ時間をかけ、より良いものづくりをできるようにしたい

・お洋服が大好きだからこそ、業界を良い方向へ変革したい

そんな想いで大学へも入学しましたし、今ここ(DeepValley)にいる、そんな感じです。

製造トラブルをゼロに

DeepValleyでは現在、「製造トラブルをゼロに」を目指し、ものづくりマネジメントITツール「AYATORI」を絶賛開発中です。

製造トラブルをゼロに・・・簡単に言いますがとてもハードルが高い、、、ですよね。。

少なくとも、

・非効率業務による残業・繁忙によるミス

・言った言わないの論争

・(アナログ環境が原因による)若手人材の離脱

・進捗が不明瞭

上記事項が減少するだけでも、製造トラブルの最小化につながるのでは?と思っています。

もちろん、全てをITで解決できるとも思っておりません。

今のアパレルの課題に対し仮説検証を行いながら、

よりよいものづくりの為にひとつひとつ前に進んでいきたいと思っています。

これから自身が経験したアパレル生産管理あるあるやトラブル事例、アパレル×ITでのお話、

日々感じた事、同時に「AYATORI」のご紹介もできればと思っております。

文章を書く事が不慣れな私ですが、何卒よろしくお願いします!