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私がTMDと名乗り始めた理由

· DeepValley

はじめまして、DeepValley(ディープバレー)の「TMD【Technology merchandiser(テクノロジーマーチャンダイザー)】」の増田峻(ますだ しゅん)です。

……と突然自己紹介をしてみましたが、おそらくほとんどの方が今「Technology merchandiserって何?」と頭の上にはてなマークを浮かべていることでしょう。

それもそのはずです。

 

この「Technology merchandiser」という肩書きは、先日、弊社で勝手に作り、名乗り始めたもの。ですから、ほとんどの人が初めて聞く言葉だと思います。

今日は「Technology merchandiser」とはなんなのか。

なぜ私がこの肩書きを名乗って働きはじめたのか。

そして「Technology merchandiser」と名乗って働くことで、何をなし得たいのかを私なりの考え方でお話ししたいと思います。

Technology merchandiserとは何なのか?

「Technology merchandiser」とは、これも造語なのですが、TMD(テクノロジー・マーチャンダイジングを行う者という意味で、自社.他社共にデジタル技術の活用で新規事業開発、業務プロセス改革、組織の最適化などを推進する担当者を指します。

アパレル業界は全体的にデジタル移行が進んでいない上に、会社や人によって販売方法や生産方法、管理方法が大きく異なる事が多々あります。

その会社の目的、システムを使用する方々、求める価値感やコスト感などによって、同じシステムでも使いやすい場合もあればそうでない場合もあるし、業務が改善される場合もあればそうでない場合もある。

だからこそ、弊社のシステムだけを薦めて使ってもらっても、良さがわからないということは起こり得ます。

アパレル業界ではマーチャンダイザーという職種の方が市場調査をもとに流行を予測し、どの商品をどれだけ作るか、価格はいくらにするか、どの店にどれだけ置くかなどを決めています。

 

そのように、取引先様の現状をもとに効果を予測し、システムをどの様に使うか、どう使えば効果的なのかを提案していきたい、場合によっては自社だけじゃなく他社様のシステムを使ってもいいと思い、テクノロジーマーチャンダイザーと名乗ることにしました。

IT未経験の私が“ITのプロ”として活動していく

正直なところ、ITはもともと好きでしたが、それほど詳しいわけではありませんでした。

私よりITに詳しい方なんてたくさんいますし、もっと以前からITコンサルティングを仕事にしてきた方もたくさんいます。

でも私には、アパレル業界で培ってきた知見も原体験も豊富にあります。

半ば見切り発車のようですが、ITに詳しくなくても、経験がなくても、自分にできることがきっとあると感じています。

もちろん「テクノロジーマーチャンダイザー」を名乗るからには、ITに関することもたくさん勉強しましたし、すこしでも多くのITに触れようと努力しました。

新しい情報や知識も積極的に取り入れました。

もちろん今でも、ITについては勉強中です。

知らないことがたくさんある。

ずっとずっと学び続けたいし、新しいことを知りたい。

それはファッションが「好きだから」「もっと業界を良くしたいから」です。

よく、「アパレルは斜陽だからとか、薄給だからと言いますが、それでもこの業界で働いているのは好きなこと、やりたいことを仕事にして、生きていきたいと思っているからではないでしょうか。

そういった方々も働きやすくなる様にアナログなままな部分が多い、アパレル業界にテクノロジーを用いて活性化を図り、待遇などの改善へ繋げる為に活動していきたいのです。

最後に

そのように、私は自分の強みというものを、かなり自覚したつもりです。

まだまだアパレル業界についても、IT業界についても探求しきれていないことも分かっていますが、それでも数ヶ月前に比べると天と地ほどの差があります。

しかし、こうして名乗り始める事でようやくスタートラインへ立てた気がしています。

「TMD」という肩書きを使って動き始める時が来たのです。

一方で、目に見えて行動が変わるなんてことはありません。

自分が進む方向性がハッキリしただけのことです。

そのため活動としては今まで通りですが、方向性がハッキリしたので、僕から出てくるものの質が変わるはずです。

今後もDeepValleyに関わる方々に、私が知っている知識や経験を繋げるかについて考えたアウトプットを発信していきます。

そして、改めてアパレル業界、ファッションに従事する人たちが楽しい!って思えるような業界にしていくために活動していきます。

好きな仕事をして、好きな洋服に包まれて幸せそうな人を見ることが、僕にとっての原動力になるのです。