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世界のファッションから vo.1 イギリス編

· DeepValley

こんにちはDeepValleyです。

世界のファッションのことを紹介していくコーナーを始めようという事で、まずはイギリス編です。

個人的にイギリスって日本と同じ島国だったり、僕の大好きなビートルズの故郷だったりという事で、すごく好きな国です。

今日はそんなイギリスについて、ファッションにゆかりの地をご紹介していきたいと思います。

本編に入る前に、まずは豆知識から

◆豆知識 その①色々あるイギリスの呼び方
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UK(ユナイテッド・キングダム)やGB(グレート・ブリテン)、イギリスと、いろいろな呼び方がありますが、イギリスはイングランドを中心にした連合王国です。

イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4カ国で構成されていて、正式名称はUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)と言います。

GBと表記されている場合はイングランド、スコットランド、ウェールズの意味で、北アイルランドを含む場合にはUKと表記されています。

ちなみに世界的な大都市で、ファッションの街としても有名なロンドンがあるのはイングランドです。

◆豆知識 その②ロイヤルワラントって何?
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ご存知の通り、イギリスは王国なので、王様(女王)がいます。

そんな英国王室の御用達の証がロイヤルワラントです。

そして、ロイヤルワラントに認可されると紋章が与えられるのですが、この紋章をロイヤルアームスといって、この紋章は現在三種類あります。

これらはファッションだけではなく、衣食住のあらゆる産業に与えれます。

ロイヤルワラントは、勅許を受ける為に、企業は王室に対し、3年間製品を無償提供し、王室御用達委員会という組織に品質を認められる事で認定されます。

この証は永久ではなくて、5年間の有効期限ののちに再審査されるという、かなり厳しい条件の基行われています。

日本でも宮内庁御用達って言われる製品はありますが、英国のそれは王室から公式に発表されるものなので、注目度も高いのです。

間違いなく一流品が多いので、チェックしている業界関係者も多々います。

◆ファッションと関連の高い地域や街をご紹介
前置きが長くなってしまいましたが、二つの豆知識を持った上で、イギリスのファッションと関連性の高い地域を紹介していきたいと思います。
①サヴィルロウ(イングランド)
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まずはイギリスでも有名で、観光でも行きやすいロンドンの街にあるサヴィルロウ。

背広(セビロ=サビルロウ)の語源として知られている、テーラーが軒を連ねるロンドンの服飾街ですね。

ロイヤルワラントの認定を受けている、ギープス&ホークスやヘンリープールといった老舗テーラーも処を置いています。

ここで作られるテーラーはビスポークテーラーと言われるもので、はじめてスーツを作る時は完成までに3~4回の試着を必要とします。

平均単価は一着のスーツで約£3,000(約444,000円)ほどです。

一度来たら既製品は着れなくなるというぐらい至極のスーツを求めて、世界中から顧客が仕立てに訪れる街です。

ファッションというよりもステータス的な面が強く、一般人にはなかなか手がでないですね...。

②ジャーミンストリート(イングランド)
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こちらもイングランド・ロンドンのサヴィルロウより南に下った位置ある通りで、高級シャツメーカーが立ち並ぶ場所です。

サヴィルロウと同じく、テーラーも数多くあります。

シャツだけじゃなく、服飾雑貨のお店も多くて、仕立ての帽子屋さんやネクタイ屋さんなども立ち並んでいます。

ひとつひとつに歴史が詰まってそうな老舗が多くて、趣きのある通りです。

③ノーザンプトン(イングランド)
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ロンドンからは北西に約110キロと離れた場所にあるのですが、こちらは靴の聖地と呼ばれている場所です。

ざっとあげるだけでも、チャーチやトリッカーズ、クロケット&ジョーンズ、ジョンロブ、チーニー、エドワードグリーンとイギリス発祥のシューズメーカーの大半はここに集結しています。

街ではそれぞれのブランドのファクトリーの見学や注文靴のオーダー、既成靴の販売なども行われています。

④シェットランド(スコットランド)
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イギリス最北部のスコットランド領内にある島です。

フェアアイルニットやシャギードッグセーターなど、ニットの生産地として世界的に有名な場所です。

島内にある博物館ではニットのワークショップだったり、アーカイブが展示されていたりします。

冬場は極寒の地になるので、観光目的で渡航するなら、是非夏場にした方がいいです。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。

イギリスはミラノやパリに比べて、目立たない部分もありますが、質実剛健な日本人的なものづくりで世界的に認められているブランドが多いのが特徴です。

歴史も古く、背景を知ると、より製品の魅力も増してくるんじゃないかなと思います。

イギリスに行かれた際は、足を運んで見てはいかがでしょうか?

それではまた!!