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アパレル業界の現状とAYATORIの関係

· DeepValley

こんにちはDeepvalley(ディープバレー)です。

今日はアパレル業界の生産の現状と、弊社で開発する【AYATORI】がどう解決をしていこうとしているのかを書いていきたいと思います。

海外生産に依存する生産背景

アパレル業界では90年代からコスト低減のため、縫製工程を中国へ移管するという事が盛んに行われました。

そうした背景と同時に国内ではファーストリテイリングのようなSPA(製造小売)が成長していき、業界では右に習えと、各社も競う様に中国へと生産移管を行っていきます。

その結果、90年代初めに50%あった国産比率は現在約3%まで低下しました。

一方、コストを下げたもののデフレ化が加速してしまい、90年には約15兆円だった衣料品市場規模は2010年に約10兆円まで縮小してしまうのですが、国内生産と輸入を合わせた国内供給量は20億点から40億点に増加し続けます。

単純に計算すると、衣料品の商品単価が3分の1に下がったことになります。

それを実現させた海外生産なのですが、その大半を占める中国が近代化していく中で、人件費が高まると、今度はベトナムやバングラデシュ、ミャンマーと第三国はどこだ!っとまたこぞって別の国へと生産地を移動していきますが、このままでは確実にいつかは行きつまるのは目に見えてます。

国産背景の現状

国産比率が下がる事と比例して、国内の繊維産業に関わる事業者数も90年比で約4分の1になっています。

残っている事業者に関しても経営者の高齢化も進んでいて、既に始まっていますが、近い将来に廃業が加速するのは目に見えています。

そうなると、国内繊維産業はより競争力を失っていく事になってしまいます。

国内では長く10兆円程度で横ばいが続く衣料品市場ですが、世界に目を向けると年6%程度の成長が続いています。

単純な考えではありますが、国内の殻に閉じこもらず世界で売れる商品をつくれば、日本の衣料産業には生き残りの余地はまだまだあるのではないでしょうか。

現状、国内の繊維産業全体が競争力を失ったわけではありません。

個別の工場をみると、欧米の高級ブランドから生産を受注するような生地工場や縫製工場もあります。

実際に製品では厳しい評価とはいえ、原料/生地/糸では欧米各国やアジア諸国と比べても輸出金額に遜色はありません。

ITを駆使し、業界を繋ぎ直したい。

産地だけではなく数少ないとはいえ、世界で高い評価を受けるデザイナーやブランドも出ています。

かつて産地やメーカーをつないでいた卸業者や商社は海外に事業基盤を移したため、足元では国内工場や産地をきめ細かく管理できていないのが現状です。

この隙間を新たに埋めるのが、IT(情報技術)で工場とデザイナー、アパレル会社をつなぐシステムであり、弊社が開発している【AYATORI】ができることのひとつだと思います。

国内の縫製工場の中にはホームページを持たず、いまだにファクスで図面をやりとりするような会社もまだまだ沢山あります。

【AYATORI】の基本機能では業務を可視化、効率化し、販売者・生産者共に本当に大事な販売戦略/施策についてを検討するといった時間を作る事を目指しています。

同時に日々の業務に利用することでユーザーがバイラルしていき、結果的に繊維・アパレル事業に従事する人たちをつなぐ事ができると考えています。

その先の未来を一緒に目指せる方を募集しています。

先述した様に、ITを駆使し業界をつなぐことで世界への発信を強化し、国内の産業を活性化させることに繋がると思います。

我々と一緒にそんな世界を目指してくれる方を募集しています。

まずはラフにお話できればと思いますので、気軽に問い合わせからご連絡頂ければ幸いです。

SNSからも気軽にDM下さい。

Twitter 増田峻 @m_jude_s

お待ちしております。